こんにちは。雑穀専門家として活動しております雑穀クリエイター梶川愛です。さて今日は春の彼岸真っ只中です。皆さん意識して過ごされていますか?
私の世代でもお彼岸にお墓参りを必ずしているという事が少なくなってきていたのですが、意味は分からなくても節目節目でのお墓参りや行事食は何故か自分の中でも子供の頃から大切にしていました(*^▽^*)
あっ!!おはぎが食べたかったからではなくって(むしろ甘いものは大の苦手で大人になるまでおはぎは食べたことも有りませんでした・笑)最近は作ることが多くなってきたので多少は食べられるように・・・あんこの甘味も自家製だと調整出来るし美味しいです☆☆☆
今の若い世代の方はお彼岸だから・・・と言う意識も余り無いかも知れませんね♪♪
おはぎが得意じゃなくってもお婆ちゃんちにお墓参りの帰りに寄ったら必ずたっぷりのアンコに覆われた大きなおはぎが大皿にたくさん載っていたのを思い出します。現在も同じように行事食は出来るだけ大切にしたいと思っています。
数年前もベターホーム大阪さんで『 黒米を使ったおはぎ 』の教室をさせて頂きました♪♪
行事食と言われる食習慣が日本にはたくさんあって現在でも
1月7日の七草粥、1月15日の小豆粥、節分の恵方巻、土用の丑の鰻、年越しそばなど知らず知らずのうちに私たちは日本の行事食に触れて季節を感じ節目を過ごしています。
今は意味をちゃんと分からなくっても習慣になっていると、きっと大人になってからその由来や意味を知ることになると思っています。
少し陽が長くなってあったかくなって来た頃に『ぼたもち』を食べていたな・・・とか、めっちゃアッツイ日に鰻を食べていたとか、一年の締めくくりにはみんなでお蕎麦を食べた・・・とか。どれか一つでも良いので家庭でお子さんや家族と一緒に行事食を食べて貰える機会が増えると嬉しいです。
長々となりましたが、『ぼたもち』と『おはぎ』はどちらも同じもの!!牡丹の花の咲くころのお彼岸のものが『牡丹餅(ばたもち)』と言い萩の花が咲くころのお彼岸に食べるのが『お萩(おはぎ)』と使い分ける日本人の四季を重んじる繊細さも大好きです!!
今はどちらも『おはぎ』という事が多いのですが、いわれなどは残していきたいですね~
そのおはぎのルーツは黒米と言われています( *´艸`)もともとは黒米を蒸したものをおはぎとして食していたと言われているのです。黒米は現在も中国などでは薬米として珍重され、宮廷料理でも提供されるなど薬効も高く貴重なお米として扱われています。その紫黒色からも想像できるように、強い抗酸化性も期待されている人気の雑穀のひとつです。行事食を見てみると雑穀が関わっている食が多い事にも驚きます!!雑穀は私たちの先祖や日本人の食には無くてはならないものだったのですね♪
一度おはぎを黒米で作ってみるとなかなか滋味深いパワフルな雑穀おはぎになるので試してみて欲しいです♪
お彼岸にぼたもちやおはぎを食べる意味などに興味のある方はいろいろなサイトで紹介されていますのでご覧くださいね(*^▽^*)